雑誌『行為論研究』ISSN 2434-1568

第四号(2018/3)
(論文)共同行為と諒解: M.ヴェーバーによる共同志向性の理論 /《河島一郎 追悼特集》(論考)なぜそうしなかったのか:フランクファート事例についての河島一郎氏の議論/アンスコムはデイヴィドソンとどこで分かれたのか?:論文「行為の一般性と個別性」を読む/(エッセイ)河島さんと行為論研究会の歩み/河島さんの思い出(島村修平/筒井晴香/早川正祐/古田徹也/萬屋博喜)/(その他)河島一郎氏の略歴と業績

第三号(2014/3)
(論文)Caring and Vulnerable Agency/「共感の現象学」序説 /共感の道徳的価値をめぐって: M.シェーラーにおける「ケアの倫理」の可能性/責任、意図、そして「二重結果」 /行為とその合理化:共感・共同行為への問いの根底にあるもの/集団はいつ行為者となるか:P. プティットの議論に見る集団行為者性の関係的性格/理由のありえない共同行為:二種類の共同行為と共同主体の有無/共同行為を定義するのに意図の共有への言及は不要か/共同不法行為の成立要件:共有意図なき共同行為

第二号(2011/3)
(論文)「共同行為」とは何か:ブラットマンの定義の批判的検討を通して/アンスコム基準と共同行為/共同行為を意図することについて/共同行為と志向的因果:黒田説の批判的検討/評価・自律・合理性/(研究ノート)共同行為の現象学:H. B. シュミットのハイデガー解釈を中心に/

第一号(2010/3)
(論文)自由と決定論/意志と行為の現象学:ヒルデブラント・ライナー・シュッツ/権威的な欲求と自己理解の動的側面/(研究ノート)適合の方向と行為者/コミットメントと視点の二元性:非自然主義的行為論の可能性についての検討/動機づけの理論について/バーナード・ウィリアムズ「道徳的運」:要約と読解/自己欺瞞と本来的な「自己」について/

編集発行:行為論研究会(出版地:東京都新宿区)